REBEL∝VECTOR

小説/イラスト/詩/俳句 ©NaG∀T∴

俳句 2018年4月7日

球場で 青きかけ声 春暑し 銚子駅 春陰ゆえに ひんやりす 灯台の 光彼方へ 春の海 春の海 臨みてレンズ 回りたり 春の海 吠えて荒ぶり 蹂躙す 虚子碑から 彼方にらめば 煙る春 春時雨 打たるる虚子碑 悠然と 虚子忌には 一日早く 碑をたづぬ

俳句 2018年4月6日

紫を 燃え立たせたり 華蘇枋 ぼたぼたと 椿行く道 彩りぬ

俳句 2018年4月5日

ベニカナメ 炎の垣と なりにけり

俳句 2018年4月4日

花辛夷 残らず空へ 飛び去りぬ

俳句 2018年4月2日

桜愛で ミルクが匂う 街路行く 春の陽と 浅草橋を 渡りけり ホーム行き 交う人桜 散るごとし 春暑し 汗ばみながら 早歩き 春の昼 車内隣は 将棋指す

俳句 2018年3月31日

たちまちに 桜吹雪で 遭難す 陽は西へ オフのプールに 桜降る 愛犬と 飛び出していく 春夕焼

俳句 2018年3月30日

春暑し 浴せる犬の にほひ嗅ぐ

俳句 2018年3月28日

前線に 背く桜よ 何処にか 靴下を 脱いで素足に 春の夜

俳句 2018年3月25日

花見つめ これは辛夷か 白木蓮か ゲーム終え 雲雀残して ばらばらと 春風や はらはらはらと 落つ花弁 大木の 下に花韮 堂々と

俳句 2018年3月24日

JKの 腿や春めき 匂ひけり 乳飲み子が 指差したれば 春の風 あたたかし 売り場に並ぶ 冷やし麺 花咲かせ 辛夷空へと 飛び立たん

俳句 2018年3月22日

春分を 過ぎて飛び交う 羽虫かな

俳句 2018年3月20日

春雨に 濡るる幼き はぐれ靴

俳句 2018年3月18日

春昼に 眠る戦艦 武蔵の碑

俳句 2018年3月17日

春風と 鳥居くぐれば 異界なり 絵馬の群れ 春の碧さへ 跳ねんとす 手水舎で われを清める 春の水 玉砂利を 拾う子撫づる 春日かな

俳句 2018年3月15日

春風と 重機で崩るる わが生家 椿落つ 死骸のごとく 無残なり

俳句 2018年3月11日

春の蚊を 潰し掌 また汚る

俳句 2018年3月9日

春雨や 合羽の色で 占はん 春雨を はじき飛ぶ球 声燃やす

俳句 2018年3月7日

春昼に ペダル漕ぎゆく 夢うつつ

俳句 2018年3月5日

春嵐 とらへて飛ばん 何処かに

俳句 2018年3月4日

夜半の春 半開き門 差し招く

俳句 2018年3月3日

春満月 黄金に燃えて 訃報あり 翁逝き 子を抱き寄せる 春の床

俳句 2018年3月2日

店頭に 三人姉妹 桜餅 料峭や 夕焼け小焼けは くぐもれり 春の空 一段一段 上る翁 坂下り 春風割って 巷割る とてとてと つややか空色 ランドセル 春めくも 外は行かぬと 寝る媼 春空や 稲妻に梅 咲き揃う

俳句 2018年3月1日

もぐり込み まどろみて聞く 春嵐 街灯に 照らされ匂い 立つ白梅

俳句 2018年2月28日

ドッグラン 蹴る土さらって 春埃 花粉症 仰げば杉葉 揺られけり そこここに ひたすら尿かけ 春の犬 春の雲 コントレールが 横断す 木の芽そば 折れた枯れ枝 しがみつき 春の幹 枯れ葉の垢を 抱えけり

俳句 2018年2月24日

白息で すべて潰さん 冥き街

俳句 2018年2月22日

道すがら 手袋ぽつり 今いずこ 雨水過ぎ 降る白いたく しびれけり フロントに 雪の化粧し 待つ車

俳句 2018年2月20日

匂う春 もろともサクリ メロンパン

俳句 2018年2月18日

コート打つ 気まぐれな雨 雨水かな 春光や 三角の耳 のぞきたり 空澄んで 蕾ぷっくり 枝垂れ梅

俳句 2018年2月11日

わが脛の 枕にずしり 冬の犬

俳句 2017年12月31日

大晦日 今か今かと しめ飾り