REBEL∝VECTOR

小説/イラスト/詩/俳句 ©NaG∀T∴

俳句 2018年5月13日

しわ増えて いや増す苦味 ああ新茶

俳句 2018年5月11日

新緑や 剪定されて 美丈夫に 新茶飲み 尽きぬ自慢と 針の音

俳句 2018年5月10日

にほひたる 恵み卯の花 腐しかな 煎餅が 湿気り卯の花 腐しかな

俳句 2018年5月9日

世の中も 腐る卯の花 腐しかな

俳句 2018年5月8日

五月雨や 夜と灯も 生き生きと 五月雨に 追いつかれまいと ひた走り 五月雨や 崩るる空は また巡り 五月雨に 踊りたる傘 虹色や 五月雨に 拍車掛けられ 速まれり

俳句 2018年5月6日

半袖が ひやり挨拶 立夏かな 波間から 憧れたるや 夏の空

俳句 2018年5月3日

夏はじめ 視界光に ぼやけたり 夏の香を はらみし車内 たゆたへり 日陰から トラ猫列を うかがへり

俳句 2018年5月2日

晩春や 転びし幼児 見守りて 腕から 天道虫が ぶおーんと

俳句 2018年5月1日

去り行くを 惜しむばかりぞ 朧月 初日から ためらわず焼く 五月かな ぐんぐんと 新緑町を 占めていき

俳句 2018年4月30日

行列に 添ひ慰むる 涼風や 湯切りせば 噴き上ぐる麺 薄暑かな 連なって 汗ばみながら パン選び そちこちで 乳盛り上げる 夏衣

俳句 2018年4月28日

行く春や 歳時記次章 読み込みぬ 股の間に 犬寝転びて 夏来たる

俳句 2018年4月26日

人参の 畑密林 春暑し

俳句 2018年4月24日

風車 風に回るも 回らぬも 学生の 流れたらたら 春の暮 水墨の 雲見惚れたる 春の暮 祟り松 引き寄せたるか 春嵐

俳句 2018年4月23日

風車 ただ一つだけ クルルルと

俳句 2018年4月22日

春暑し 気だるい孤独 覚えたり 春風に 糸で乗りたる 毛虫かな 蝶々が 追い風乗りて 閃けり 路傍にも 花は咲きたり 春深し 春深し 傍らにいる 喜びよ

俳句 2018年4月21日

推敲を 重ぬる春の 夜五七五 ホームにて 挑み鳴く虫 春暑し 春暑し ベリーのアイス 選びけり 水堀の さざ波眺め 春愁 春炬燵 足は入れずに 交じりけり

俳句 2018年4月18日

葱坊主 の間ゆうゆうと 猫行けり

俳句 2018年4月16日

親獅子と 子獅子をつなぐ 春の滝 風澄んで 千鳥ヶ淵が 囀れり 傍らが ぽかりと虚ろ 春寒し

俳句 2018年4月14日

新緑を 老若男女 ひた走る 石垣や 多様な間から 春の草 躑躅咲き 雄しべと雌しべ そり返る 赤青黄 新緑の淵 ボートあり 鳥曇 神馬とらわれ うなだれる 絵馬掛よ 崩れてしまえ 春空と

俳句 2018年4月13日

新緑に めまい覚えて おぼれけり

俳句 2018年4月10日

老キウイ 噴き出す緑 力満つ

俳句 2018年4月9日

花々が そよげば春の 楽流る 遮断桿 降りて怒涛の 春風よ

俳句 2018年4月7日

球場で 青きかけ声 春暑し 銚子駅 春陰ゆえに ひんやりす 灯台の 光彼方へ 春の海 春の海 臨みてレンズ 回りたり 春の海 吠えて荒ぶり 蹂躙す 虚子碑から 彼方にらめば 煙る春 春時雨 打たるる虚子碑 悠然と 虚子忌には 一日早く 碑をたづぬ

俳句 2018年4月6日

紫を 燃え立たせたり 華蘇枋 ぼたぼたと 椿行く道 彩りぬ

俳句 2018年4月5日

ベニカナメ 炎の垣と なりにけり

俳句 2018年4月4日

花辛夷 残らず空へ 飛び去りぬ

俳句 2018年4月2日

桜愛で ミルクが匂う 街路行く 春の陽と 浅草橋を 渡りけり ホーム行き 交う人桜 散るごとし 春暑し 汗ばみながら 早歩き 春の昼 車内隣は 将棋指す

俳句 2018年3月31日

たちまちに 桜吹雪で 遭難す 陽は西へ オフのプールに 桜降る 愛犬と 飛び出していく 春夕焼

俳句 2018年3月30日

春暑し 浴せる犬の にほひ嗅ぐ

俳句 2018年3月28日

前線に 背く桜よ 何処にか 靴下を 脱いで素足に 春の夜