REBEL∝VECTOR

小説/イラスト/詩/俳句 ©NaG∀T∴

俳句 2017年10月19日

秋の雨 止まぬ話に しびれおり

俳句 2017年10月1日

秋の暮 そう持つまいと 願いおり

人でなし

人という字はどうたらこうたら そんなもんはクソ食らえ 食らって詰まらせ昇天せえ 顔色うかがい空気を読んで 手に手を取って仲良しこよし 吐き気とめまいで倒れそう 好き勝手に生き野垂のたれ死ぬ 後ろ指説教馬耳東風ばじとうふう 人間なんかやめてやる

二次創作イラスト 2017.8.26

【スターライトステージ】「フレデリカ&かき氷」イラスト/NaG∀T∴ [pixiv]

モンスターは全滅した。

左顔面にズゴッッと衝撃――砕ける意識で肉が深く裂けた痛みが爆ぜ、ふらついた体が硬く冷たい床にドォッと倒れる。 【立て】―― 頭に響く、無機質な声――体が勝手に動き……よろめきながら立ち上がる。 ――……うぅ……―― 揺らめく視界に降る、まばゆく、濁った光……正…

俳句 2017年8月20日

俳句 2017年8月20日

異端

あの星よりも この闇が愛いとしい 拍手喝采はくしゅかっさいの瞬きより 底知れぬ暗黒が 数多あまたの崇拝に依存するより すべてを食らう奈落が 矮小わいしょうな神に背を 無限の混沌に口づけを

夏みかんの帰郷

延々と続く、針葉樹と枯れ木の連なり……重い曇天の下を走る高速バスのガラス窓に頭をもたれ、リュックサックを抱えた君は高速で流れるグレーの防音壁と晩冬ばんとうの山並みを気だるげに眺めて、帰郷する東北の町を思う。 二年ぶり……憂鬱ゆううつなのは、実家…

俳句 2017年8月17日

俳句 2017年8月17日

俳句 2017年7月28日

俳句 2017年7月28日

落書き 2017 夏

落書き 2017 夏

Epilogue 嵐の後

――番組の途中ですが、臨時ニュースをお伝えします。『666トリプルシックス』――昨年9月19日、一斉に行方不明になった若者たちがワールド・ジャパンエリアのあちこちに現れ、ワールド・ポリスに保護されているということです。繰り返します。―― ・ ・ ・…

俳句 2017年6月11日

俳句 2017年6月11日

Mov.70 心

かつて噴き出たマグマが破竹はちくの勢いで山腹を侵し、麓まで版図を広げようとして果たせず冷え固まった黒岩の層……それは今や暴れ馬のように跳ね、時化しけのごとくうねる流動に盲従し、ライトンの光を供に空間の嵐と苦闘するユキトの足をはじき、滑り落と…

Mov.69 彼岸から(3)

……であわなければよかったんだ…… ……オレさえいなければ、おまえはあんなめにあわなかった……いろんなヤツがひどいめにあうことも……オレはクズだ……どうしようもないクソゴミなんだ…… ……やめろよ……じぶんでよくわかってるんだから……こころにもないこというなよ……

Mov.69 彼岸から(2)

燃え輝く星と星が幾度も衝突し、荒れ狂う宇宙を激動させるように―― 膨れたこぶしとこぶしがぶつかり合い、黒い肌、醜い腫瘍に炸裂する闘争――溶岩流を削って駆け、空間の嵐に躍る魔人対魔人の死闘は、舞台になっているゲヘンナ火山頂付近を吹き飛ばさんばかり…

Mov.69 彼岸から(1)

魔物の胃壁然とした暗雲を、ただれ、いびつに膨れた感の溶岩流を半狂乱に波立たせ、世界をきしませる激震――苦悶に似た地鳴りに爆発のビートが連続し、空間のうねりでゆがみ、暴風に引き千切られる爆炎が闇から次々噴き出して急斜面を頂の方へと移動していく…

Mov.68 夢の終わり(2)

破滅の業火で起爆し、炸裂して爆炎とともに黒い石片を飛び散らせるグレネードの群れ――震えるゲヘンナ火山の地形を変えていくエンドレスな爆発に、ユキトとジョアンはRPG‐7 Rvoを投げ出してうずくまるルルフを守りながら耐え続けた。 「――shit! …

Mov.68 夢の終わり(1)

濁流のごとき黒岩の波を踏み、震動しながら押し流そうとする空間に全力でぶつかって――黒ずんだ肌から汗を噴き、ユキトは光をゆがめられながらライトンが照らす急勾配を一心不乱にのぼった。夜陰にそびえる独立峰は空間もろとも縦に横にぐらぐら震え、吹き下…

Mov.67 絶望と希望と

――それは、頂へと走る彗星―― 雪崩のような流動の闇にヘッドライトを輝かせて突貫し、荒ぶる暴風をはね飛ばす白いマシン――震える山腹を疾走するATVの上からひらめき、繰り出される刃とこぶしが群がるモンスターを光のちりに変え、きらめく尾を引いて溶岩流…

Mov.66 頂を目指して(4)

闇のうねりをハイビームで焼き、黒豹を思わせるマシンが暴れる風をはねつけ、ケロイド状の溶岩流を跳ねながら、崩れるように流れ下る空間を遡る。照明弾が照らす戦場を霧に紛れて独り抜け出し、夜陰で黒ずんだ韓服をのめらせてハンドルを握るクォン・ギュン…

Mov.66 頂を目指して(3)

傾いたハイパーゴッデス号がマズ・ブラ・タアの群れに取りつかれ、神聖ルルりんキングダム勢が崩れ始めた頃、照明弾に照らされる東の山腹では後藤と袂を分かった一派・ヤマト血聖団とコリア・トンジョクの死闘にモンスター群が飛び込んで乱戦に拍車がかかっ…

Mov.66 頂を目指して(2)

「――モ、モンスターの嵐……!――あわッ!」 青ざめた唇を震わせ、翼状のツインテールを揺らして後ずさったルルフは傾斜したベランダで足を滑らせ、とっさに右手に握ったツインテール太陽の黄金杖で体を支えた。窪んだ頂から水蒸気噴火のごとく噴き出し、標高お…

Mov.66 頂を目指して(1)

カッ―― カッ――カッ、カッ―― さざ波立つ闇の空にいくつもの輝きが生まれ、流動に揺られながら降下……鳴動する独立峰を明々あかあかと照らす。 照明弾―― 各陣営から信号拳銃で撃ち上げられたそれらは、冷え固まった溶岩流の黒いケロイドが覆う山腹を、麓の方々…

Mov.65 真ヤマトに咲く華

――私、後藤アンジェラは、僭越ながら佐伯軍将の遺志を継ぎ、真ヤマト軍のリーダーに就任させていただく決意を固めました。 私たちは矢萩一派のようなヤマトの奇形をのさばらせたことで多くの人々を苦しめ、心ある同志たちが犠牲になるのを許してしまいました…

Mov.64 劣化(2)

「――ああッ、もうッッ!」 わしづかみにしたクッキーを投げ付け、ルルフは鎌田たちが閉めた扉をにらんで呼吸を荒らげた。 「……あいつら、口答えするなんて……!」 『キャハキャハッ♪』 空中にロココ調デザインの楕円型ミラー――ミラが現れ、くるくる踊りながら…

Mov.64 劣化(1)

「……今日もハイパーにノルマ未達だね」 目の前に表示された総納付額から転じたとげとげしい目――クリスタルテーブルを飛び越え、ローズカラーの絨毯の外に縮こまって立つ鎌田と北倉に突き付けられる。シャンパンゴールドのソファに座して飾り羽が威嚇する肩を…

Mov.63 決闘(2)

「conditionはいいのか?」 「気遣いはいらないよ。全力で来い」 「OK……!」 両袖をまくって腫瘍の腕を出したユキトがこぶしを固めて全身に光を帯びると、胸の前で手の平を合わせて精神集中したジョアンの左右に4体の『巻貝』が殻頂を標的に向け…

Mov.63 決闘(1)

蒼い黎明を席巻する黒雲……その僅かな雲間で輝く赤い星の下、頂が落ちくぼんだ標高約4000メートルの黒い円錐形の山が揺らめき、怒りのような、嘆きのような地鳴りを重く響かせる。その麓でユキトは混沌と流れる礫れきだらけの地面をスニーカーで踏み、ざ…

Mov.62 カタストロフィ(3)

怒涛のごとく吹き流れる空一面の暗雲が、横殴りの雨にめった打たれるヤマト王城と塀、やぐら門が、うめく若者たちが横たわるクレーターだらけの一帯が、底知れぬ淵を沈んでいくかのように陰り、暗い輝きに飲まれる――それがデストロイ・ブーケから放たれたビ…